テレビドラマ『スケバン刑事』で一躍人気アイドルとなり、現在は女優・歌手として活躍する大西結花さんは、大切な写真を仕事で紛失した経験を持っています。それはテレビや雑誌で芸能人の昔の写真を見せる企画でのこと。制作側が繁忙なこともあり、貸し出した写真が戻ってこないケースが多いのです。これまで多くの写真を失ったという大西さんだからこそ感じる、Omoidoriの必要性をお話しいただきました。
大西さんの幼少期の写真を収めたアルバムには、ところどころ空白があります。
「それが戻ってこなかった写真です。みんなが忙しくしている業界なので仕方のない部分もあるのですが、失ってみると『紙の写真はこの世にたった一枚だけ』ということに気づきます。1カットがデジタルとは比べ物にならないくらい貴重だったフィルムの時代に父が撮ってくれた写真などは、私にとってかけがえのないものなんです。」
「だからこそOmoidoriに出会ったときにはびっくりして、『なんでこれが16歳のときになかったの!?』と、本気で思いました。
自分で選んだ写真をOmoidoriでスキャンしてiPhoneの中に取り込めば、すべてが解決しますから。昔の写真のリクエストが来ても、写真の原本を貸し出す必要もないし、データをメールで送るだけで完了です。」
東日本大震災の被災地を訪れたことも、大西さんが写真の大切さを改めて心にとどめるきっかけになりました。
「沿岸部で被災された方々にお話をうかがうと、逃げる途中で家に戻られ津波に遭われた方が少なからずいらっしゃるということでした。その戻られた理由が、アルバムを取ってくるためだったと。紙の写真は一度なくしたら戻ってこないから。それを聞いて胸がすごく痛くなって…。『写真は本当に大切なものなんだ』と、心から思いました。」
現在、Omoidoriは大西さんにとって写真の管理に欠かせないものとなっています。
「Omoidoriでスキャンすれば紙の写真自体は不要になるというのも、収納スペースを考えるととても大きなことですよね。ただ、私はまだ紙の写真を手で触る楽しみも捨てがたいので、しばらくは紙とデジタルの共存で写真と付き合っていくと思います。デジタル化した写真は、気心の知れた友達に見せて『あの頃はこうだったね』と楽しんでいます」
大切な写真を守るためという当初の目的を超えて、大西さんのOmoidori活用法は大きく広がっていきそうです。
お話を伺った人
大西 結花さん
女優・歌手。大阪府出身。高校時代に芸能活動をスタートし、『スケバン刑事』シリーズなどテレビドラマや映画、舞台で活躍。歌手としても多数のアルバム・シングルをリリースしている。
大西さんの「想い撮り」
カメラ好きのお父様が撮影した小学生の頃の大西さん。思わず息をのむような大人っぽさがあります。カメラのレンズ越しからお父様の愛情が伝わってきます。