Omoidori(おもいどり)

親子のコミュニケーションを深める
「生前整理」のすすめ生前整理アドバイザー認定指導員元井 麻子さん

母の生前整理を娘がサポート

東京都内の閑静な住宅街にある邸宅のリビングルームで、古いアルバムをめくりながら話を弾ませるのは、生前整理アドバイザー認定指導員の元井麻子さんと母親の長井三女子(ミメコ)さん。元井さんはその知識と技術を家族の生前整理にも活かそうと実家を訪れ、三女子さんの生前整理をサポートしているのです。ところで、生前整理っていったい何? アルバムと一緒にOmoidoriもテーブルに置かれているのはなぜ? 元井さんにお話を伺いましょう。

母の生前整理を娘がサポート

より良い人生を送るための“棚卸し”

「生前整理というと、人生のエンディングにあたって行う遺品整理のようなものと思われがちですが、実はまったく逆で、これからの人生を充実させるために行う前向きな“棚卸し”なんです。人生のあるタイミングで、不要なものと家族に受け継いでもらうものを分別し、これから先の人生で優先して行うことを明確にするのが生前整理。定年を迎える頃に行うのが一般的ですが、もっと若い時期に行う人もいますよ」(元井さん)

よりよい人生を送るための棚卸し

生前整理に欠かせない写真整理

元井さんが所属する「一般社団法人 生前整理普及協会」では、生前整理の方法として「物の片づけ」から「未来のプランニング」に至る8段階のステップを設定しています。その中でとても重要な位置を占めるのが、物の片づけの次に行う「写真整理」です。写真は人生の軌跡を記録した大切な資産ですが、アルバムだけで30冊以上にのぼることも多いため、そのまま残すと家族でも扱いに困ることになりがちです。そこで協会では、家族に負担なく託せるよう30枚の写真を厳選し、スクラップブッキングの手法で一冊のミニアルバムにまとめることを推奨しています。

生前整理に欠かせない写真整理

写真整理はデジタル化でいっそうはかどる

Omoidoriの存在を知り、写真整理に活用できるのではと考えたのは元井さんでした。 「協会では、選んだ写真をドライヤーやヘラを使ってアルバムからはがす技術も教えていますが、作業が大変なときもあります。その点、Omoidoriなら透明フィルムの上からでも写真が反射せずきれいにスキャンできるし、それをリプリントしてミニアルバムをより美しく仕上げることもできます。デジタル化しておけば写真の劣化も防げるし、よいことずくめですね」(元井さん)
「取り込んだ写真を拡大できるのもいいですね。小さく写った集合写真でも、iPhoneの画面をタップするだけで『あ、私ここにいる』。おもしろいなあと思いました」(三女子さん) お二人で相談して写真を選び、三女子さんが自らスキャン。導入したばかりのOmoidoriですが、操作が直感的で簡単なため、作業はよどみなく進んでいきます。

写真整理はデジタル化でいっそうはかどる

親を一人の人間として見直すきっかけに

「古いアルバムには、私が知らない“母になる前の母”がたくさん写っていて、改めて母を一人の人間として見直すことになりました。茶道の先生でもある母は何ごとにも積極的なことは知っていましたが、まさか若い頃に一人で山登りまでしていたとは(笑)。写真整理を通して新しい親子関係が築かれましたね」(元井さん)
「親の若い頃のことを子どもが知る機会はありませんし、私自身、こういう機会がないとアルバムを開くことなんてなかったでしょう。娘に薦められてやってみて、よかったと思います。このOmoidoriがあれば写真整理もすごく楽になりそうですし」(三女子さん)
ご本人の今後を充実したものにするだけでなく、家族関係をリフレッシュする効果もある生前整理。大切な家族のためにも前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

親を一人の人間として見直すきっかけに
お話を伺った人

お話を伺った人
生前整理アドバイザー
認定指導員 元井 麻子さん

生前整理アドバイザー認定指導員として都内を中心にセミナー講演や指導を行い、生前整理の普及に励む。2017年7月から約4ヵ月かけて都内の実家の片づけにも取り組んだ。

48年前の母娘を映した1枚

元井さんの「想い撮り」

48年前の母娘を映した1枚。
「不安な母親一年生の面差しです。
育児が苦手な故に、お互いに早く自立しましょうネ…と当時の自分に言い聞かせたいです」(三女子さん)